【旧道エッセイ2nd】・北海道旧道保存会メンバーによるリレーエッセイ 道外版です。

Vol、4 八街の有名なものは「落花生」だけではなかった  根布谷 禎一

 千葉県と言えば「落花生」、「落花生」と言えば「八街産」がこちらでは定番である。本当にウソ偽りなくウマイのである。その「八街産」の落花生が意外と?千葉市内のデパートでもなかなか売っていないのである。このため、「どうしても八街産の落花生を食べたい!」その一心で落花生をゲットするために、この度八街に行ってきた。

 

 午後3時11分JR八街駅に降り立って、落花生を売っている店を探すことにした。駅から3分ほど歩くと青地に白字で「小川ピーナッツ」と書いた派手な看板が目に入った。早速、店に入ると、あるある待望の八街産の落花生が店の中をところ狭しと置かれている。それも、今最も旬の半立ち落花生から、バター

八街の有名なものは「落花生」だけではなかった

      根布谷 禎一

ピーナッツ、チョコレートピーナッツ、シュガーピーナッツなど種類も豊富でどれを買っていいのか迷ってしまうほどである。でもここは定番の半立ち落花生をメインに買って帰ることにした。 そうして、駅で帰りの電車を待っている間に買った袋をみて笑ってしまった。住所が「千葉県八街市ほの230」と書いてあるのである。「ほの230」とは、これって車のナンバか?でも、間違いなくそう書いてある。「ほの230」があるのなら冗談で「への16」もあるのかな?そう思って八街の地形図をみてさらに笑ってしまった。そこには、八街の市街を中心に、ちょっと離れた西南西に「八街い」が、そのちょっと北側に「八街ろ」が、北側に「八街は」が、中心の東側が「八街に」、そうして向かいの西側が「八街ほ」、そうして少し離れた南側に「八街へ」と、「八街いろはにほへ」まで揃っているのである。流石に「八街と」以降は見つからなかったが・・・・。

 

「落花生」で有名な八街は地名でもなかなか愉快な街であった。

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