定山渓鉄道資料集

<石切山停車場> 大正7年10月17日の鉄道開業と同時に設置された駅。付近は明治7年ごろに砕石が始まる札幌軟石の産地であることから名づけられ、構内に石材積み下ろしを扱うための岐線も設けられた。開業時は現在の市道を挟んだ南側にあったが電化の際に現在のところへ移転、駅舎は戦後さらに改築されている。鉄道開業前、現在の石山大橋付近で川を渡り札幌へ通じて石材を運ぶための馬車鉄道が通じていたが、平面交差することになるためにこちらは同時期に廃止。一方で昭和19年に対岸の硬石山から石材運搬のためあらたに架橋して支線を敷いている。図面は昭和34年12月9日。

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